古民家再生;20年前はまだ見向きもされない時代に、古い家屋が取り壊されていくのが忍びないと地方から発信された民家再生だった。

日本が高度成長期の時期から地方都市に残された古い建物は何のためらいも無く壊されていく時代が続いていた。

私の祖父の家も古い民家でかやぶきの昔蚕室に使われたという大きな家だった。

お蚕さんの為の家としては余りにも豪勢な家だったが、実際その為に床高式の家は床下がオンドル式になっていて、薪をくべて煙を充満させ冬の暖をとったといわれる。

しかし相続問題が出たとき結果的には簡単に家は壊す結果になってしまった。今から30年以上前のことである。

今となってはそれは貴重な文化遺産としても価値のあるつくりの民家であった。

家の奥には白壁の土蔵があり農作業に使った納屋、味噌作りをして味噌や醤油を保管してあった樽などが置かれていた。

子供の頃はそこへ味噌を取りに、行かされて薄暗い納屋は少し不気味だった。

懐かしさで一杯になるその頃の風景が脳裏に焼きついている。

もう写真の中の一角でしか見ることのできないその庭や、縁側、飛び石のある池の周り、全てが懐かしい。

今は民家再生はお金をかけてでも再生しようとする動きがあるし、都会の人が民家を購入してまでそこで暮らそうとする人も居る。

かび臭い、薄汚れた民家の印象は今やリフォームで見事によみがえらせることの出来る最先端の文化財となっている。

古くなった梁や柱も入れ替えることも可能であり、一番心配なのは床下であるが、これも「曳き屋」という昔ながらの工法で、ジャッキアップした家全体を持ち上げて移動しておいて、基礎のコンクリートを新しく打って又その場所に戻す、というやり方が可能なのである。

古民家再生なら先駆者である降旗設計事務所

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